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古文単語「ささふ/支ふ」の意味・解説【ハ行下二段活用】
著作名: 走るメロス
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ささふ/支ふ

このテキストでは、ハ行下二段活用の動詞「ささふ/支ふ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ハ行下二段活用

未然形ささへ
連用形ささへ
終止形ささふ
連体形ささふる
已然形ささふれ
命令形ささへよ


意味1:他動詞

支える、師事する、持ちこたえさせる

[出典]:名利に使はれて 徒然草
「身の後には、金をして北斗を支ふとも、人のためにぞわづらはるべき。」

[訳]: 自分の死後には、黄金をもって北斗星を支えるほど(財産を残したとし)でも、(残された)人にはきっと煩わしく思われるだろう。


意味2:他動詞

防ぎ止める、阻む

[出典]木曾最期 平家物語
「そこを破つて行くほどに、土肥の二郎実平二千余騎で支へたり。」

[訳]:そこを打ち破って行くうちに、土肥の二郎実平が2000余騎で(行く手を)阻んでいる。


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