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古文単語「せうと/兄人」の意味・解説【名詞】
著作名: 走るメロス
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せうと/兄人

このテキストでは、古文単語「せうと/兄人」の意味、解説とその使用例を記している。

名詞

意味1

(女性からみて)
母親の同じ兄弟

[出典]通ひ路の関守 伊勢物語
「二条の后に忍びて参りけるを、世の聞こえありければ、せうとたちの守らせ給ひけるとぞ。」

[訳]:(この話は、男が)二条の后のところにお忍びで参上したのを、世間の噂があったので、(二条の后の)達が、(その道を家来に)見張らせなさったということです。


意味2

男性の兄弟

[出典]公世の二位のせうとに 徒然草
「公世の二位のせうとに、良覚僧正と聞こえしは、きはめて腹あしき人なりけり。」

[訳]:公世の二位ので、良覚僧正と申し上げた方は、とても怒りっぽい人であったということだ。




意味3

親しい関係の男性

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