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更新日時:
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蜻蛉日記原文全集「年またこえて春にもなりぬ」 |
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著作名:
古典愛好家
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蜻蛉日記
年またこえて春にもなりぬ
年またこえて春にもなりぬ。このごろ読むとて持てありく書(ふみ)とり忘れてあるを、とりにおこせたり。つつみてやる紙に
ふみおきしうらも心もあれたれば あとをとどめぬ千どりなりけり
かへりごと、さかしらにたちかへり、
心あるとふみかへすともはまちどり うらにのみこそあとはとどめめ
使ひあれば、
はまちどりあとのとまりをたづぬとて ゆくへもしらぬうらみをやせむ
などいひつち、夏にもなりぬ。
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