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古文単語「にくむ/憎む」の意味・解説【マ行四段活用】 |
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著作名:
走るメロス
22,983 views |
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にくむ/憎む
このテキストでは、マ行四段活用の動詞「にくむ/憎む」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
マ行四段活用
| 未然形 | にくま |
| 連用形 | にくみ |
| 終止形 | にくむ |
| 連体形 | にくむ |
| 已然形 | にくめ |
| 命令形 | にくめ |
■意味1:他動詞
憎らしいと思う、不快に思う、嫌う。
[出典]:姨捨 大和物語
「この姑の、老いかがまりてゐたるを常に憎みつつ、男にもこのをばの御心のさがなく悪しきことを言ひ聞かせれけば...」
[訳]:この姑(男の伯母)が、年をとって腰が曲がっていたのを常に憎らしく思いながら、男にもこの伯母のお心がひねくれていてよくないことを言い聞かせていたので...
「この姑の、老いかがまりてゐたるを常に憎みつつ、男にもこのをばの御心のさがなく悪しきことを言ひ聞かせれけば...」
[訳]:この姑(男の伯母)が、年をとって腰が曲がっていたのを常に憎らしく思いながら、男にもこの伯母のお心がひねくれていてよくないことを言い聞かせていたので...
■意味2:他動詞
妬む、非難する、反対する、怒る。
[出典]:この草子、目に見え心に思ふことを 枕草子
「人の憎むをよしと言ひ、ほむるをもあしと言ふ人は、心のほどこそ推し量らるれ。」
[訳]:人が非難するものを良いと言い、(人が)褒めるものを良くないと言う人は、(その)心の程度が推し量られるものです。
「人の憎むをよしと言ひ、ほむるをもあしと言ふ人は、心のほどこそ推し量らるれ。」
[訳]:人が非難するものを良いと言い、(人が)褒めるものを良くないと言う人は、(その)心の程度が推し量られるものです。
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