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古文単語「うちかたぶく/打ち傾く」の意味・解説【カ行四段活用】 |
著作名:
走るメロス
18,406 views |
うちかたぶく/打ち傾く
このテキストでは、カ行四段活用の動詞「うちかたぶく/打ち傾く」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
※「うち」は接頭語。
「うちかたぶく」には
①カ行四段活用
②カ行下二段活用
の用法がある。
①カ行四段活用
未然形 | うちかたぶか |
連用形 | うちかたぶき |
終止形 | うちかたぶく |
連体形 | うちかたぶく |
已然形 | うちかたぶけ |
命令形 | うちかたぶけ |
■意味1:自動詞
傾く。
[出典]:蜻蛉日記
「二日ばかりありて、雨いたく降り、東風はげしく吹きて一筋二筋うちかたぶきたれば...」
[訳]:二日ほどたって、雨がひどく降り、春風が激しく吹いて(竹が)一、二本傾いていたので...
「二日ばかりありて、雨いたく降り、東風はげしく吹きて一筋二筋うちかたぶきたれば...」
[訳]:二日ほどたって、雨がひどく降り、春風が激しく吹いて(竹が)一、二本傾いていたので...
■意味2:自動詞
首をかしげる、不審に思う。
[出典]:うつくしきもの 枕草子
「頭は尼そぎなるちごの、目に髪の覆へるをかきはやらで、うちかたぶきてものなど見たるも、うつくし。 」
[訳]:髪型を尼のように肩の高さで切りそろえた髪型である子どもが、目に髪がかぶさっているのをかきのけることもしないで、首をかしげて何かを見ているのなども、かわいらしい。
「頭は尼そぎなるちごの、目に髪の覆へるをかきはやらで、うちかたぶきてものなど見たるも、うつくし。 」
[訳]:髪型を尼のように肩の高さで切りそろえた髪型である子どもが、目に髪がかぶさっているのをかきのけることもしないで、首をかしげて何かを見ているのなども、かわいらしい。
②カ行下二段活用
未然形 | うちかたぶけ |
連用形 | うちかたぶけ |
終止形 | うちかたぶく |
連体形 | うちかたぶくる |
已然形 | うちかたぶくれ |
命令形 | うちかたぶけよ |
■意味:他動詞
傾ける。
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