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古文単語「のがる/逃る/遁る」の意味・解説【ラ行下二段活用】 |
著作名:
走るメロス
9,784 views |
のがる/逃る/遁る
このテキストでは、ラ行下二段活用の動詞「のがる/逃る/遁る」の意味、解説とその使用例を記している。
ラ行下二段活用
未然形 | のがれ |
連用形 | のがれ |
終止形 | のがる |
連体形 | のがるる |
已然形 | のがるれ |
命令形 | のがれよ |
■意味1:自動詞
(ある状況から)
逃げる、避ける、免れる、さけて遠ざかる。
[出典]:木曾最期 平家物語
「義仲、都にていかにもなるべかりつるが、これまで逃れ来るは、汝と一所で死なんと思ふためなり。」
[訳]:義仲は、都でどのようにでもなるつもりであったが、ここまで逃げてきたのは、お前と同じ場所で死のうと思ったからだ。
「義仲、都にていかにもなるべかりつるが、これまで逃れ来るは、汝と一所で死なんと思ふためなり。」
[訳]:義仲は、都でどのようにでもなるつもりであったが、ここまで逃げてきたのは、お前と同じ場所で死のうと思ったからだ。
■意味2:自動詞
言い逃れる、辞退する、断る。
[出典]:花宴 源氏物語
「切に責めのたまはするに、のがれがたくて...」
[訳]:しきりにせがんでおられるので、辞退しにくくて...
「切に責めのたまはするに、のがれがたくて...」
[訳]:しきりにせがんでおられるので、辞退しにくくて...
■意味3:自動詞
(俗世間から)
離れる、出家する。
[出典]:みずから心に問う 方丈記
「世をのがれて山林に交はるは...」
[訳]:世間から離れて山林にまじりあっているのは...
「世をのがれて山林に交はるは...」
[訳]:世間から離れて山林にまじりあっているのは...
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