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古文単語「かたゐ/乞丐/乞児」の意味・解説【名詞】
著作名: 走るメロス
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「かたゐ/乞丐/乞児」の意味・活用・使用例【名詞】

このテキストでは、古文単語「かたゐ/乞丐/乞児」の意味、解説とその使用例を記している。

名詞

意味1

こじき、物乞い

[出典]:職の御曹司におはしますころ、西の廂にて 枕草子
「また、尼なるかたゐの、いとあてやかなる、出で来たるを、また呼び出でて、物など問ふに...」

[訳]:また、尼の姿をした乞食で、とても上品なのがやって来たのを、また呼び出して、質問すると...


意味2

(人をののしって)
ばか者、愚か者

[出典]忘れ貝 土佐日記
「この楫取りは、日もえ測らぬかたゐなりけり。」

[訳]:この船頭は、天候も予測できない愚か者であった。


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