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古文単語「かうてさぶらふ/斯うて候ふ」の意味・解説【連語】
著作名: 走るメロス
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かうてさぶらふ/斯うて候ふ

このテキストでは、古文単語「かうてさぶらふ/斯うて候ふ」の意味、解説とその使用例を記している。

成り立ち

副詞「かくて」とハ行四段活用「さぶらふ」の終止形「さぶらふ」が一語になった「かくてさぶらふ」のウ音便。
連語

意味

ごめんください

[出典]二月つごもりごろに 枕草子
「黒戸に主殿寮きて、『かうて候ふ。』と言へば...」

[訳]:黒戸(の部屋)に主殿寮の役人が来て「ごめんください。」と言うので...


備考

もともとは「こうして控えております」という意味だが、転じて「ごめんください」という慣用的な挨拶の言葉となった。

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