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古文単語「よる/由る/因る/依る」の意味・解説【ラ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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「由る/因る/依る」の意味・活用・使用例【ラ行四段活用】

このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「よる/由る/因る/依る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

「よる」には
寄る
②由る/因る/依る
③縒る/撚る
などがあるが、ここでは「②由る/因る/依る」を扱う。
ラ行四段活用

未然形よら
連用形より
終止形よる
連体形よる
已然形よれ
命令形よれ


意味1:自動詞

基づく、原因となる

[出典]東下り 伊勢物語
「そこを八橋といひけるは、水ゆく河の蜘蛛手なれば、橋を八つ渡せるによりてなむ、八橋といひける。」

[訳]:そこを八橋といったのは、水が流れる川が八方に分岐しているので、橋を八つ渡してあることに基づいて、八橋といったのでした。


意味2:自動詞

かかわる、左右される、応じる、従う

[出典]:徒然草
「道心あらば、住む所にしもよらじ。」

[訳]:仏道を求める心があれば、住む場所に決して左右されないだろう。


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