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古文単語「つかまつる/仕まつる/仕る」の意味・解説【ラ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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つかまつる/仕まつる/仕る

このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「つかまつる/仕まつる/仕る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ラ行四段活用

未然形つかまつら
連用形つかまつり
終止形つかまつる
連体形つかまつる
已然形つかまつれ
命令形つかまつれ


つかうまつる/仕うまつるが変化してできた言葉

意味1:自動詞

(「仕ふ」の謙譲語で)
お仕え申し上げる

[出典]:道長下 大鏡
「堀河の左大臣殿は、御社までつかまつらせ給ひて...」

[訳]:堀河の左大臣殿は、神社まで(中宮のお供として)お仕え申し上げなさって...


意味2:他動詞

(「為す/行ふ」などの」の謙譲語で)
して差し上げる、し申し上げる

[出典]:今昔物語集
「さらば今宵は御宿直つかまつりて、朝見給へむ。」

[訳]:それでは今夜は宿直をし申し上げて、朝拝見致します。




意味3:他動詞

(「為す/行ふ」などの謙譲語・丁寧語で)
致す

[出典]丹波に出雲といふ所あり 徒然草
「その事に候ふ。さがなき童どもの仕りける、奇怪に候う事なり。」

[訳]:そのことでございます。いたずらな子どもたちが致しました、けしからんことでございます。


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