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古文単語「しゅしょうなり/殊勝なり」の意味・解説【形容動詞ナリ活用】 |
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著作名:
走るメロス
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このテキストでは、ナリ活用の形容動詞「しゅしょうなり/殊勝なり」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
未然形 | しゅしょうなら | ◯ |
連用形 | しゅしょうなり | しゅしょうに |
終止形 | しゅしょうなり | ◯ |
連体形 | しゅしょうなる | ◯ |
已然形 | しゅしょうなれ | ◯ |
命令形 | しゅしょうなれ | ◯ |
特に優れている、格別である。
[出典]:鳥羽の作道は 徒然草
「元良親王、元日の奏賀の声、はなはだ殊勝にして...」
[訳]:元良親王の、元日の祝賀を申し上げる声が、たいそう格別で...
「元良親王、元日の奏賀の声、はなはだ殊勝にして...」
[訳]:元良親王の、元日の祝賀を申し上げる声が、たいそう格別で...
おごそかだ、心打たれる様である。
[出典]:丹波に出雲といふ所あり 徒然草
「いかに殿原、殊勝の事は御覧じ咎めずや。無下なり。」
[訳]:ちょっとみなさん、(狛犬らの置かれ方の)おごそかなことには御覧になってお気にとめられないのですか。まったくひどい。
「いかに殿原、殊勝の事は御覧じ咎めずや。無下なり。」
[訳]:ちょっとみなさん、(狛犬らの置かれ方の)おごそかなことには御覧になってお気にとめられないのですか。まったくひどい。
感心だ、けなげである。
[出典]:末の松山 奥の細道
「さすがに辺土の遺風忘れざるものから、殊勝に覚えらる。」
[訳]:そうはいってもやはり田舎の伝統を忘れずに伝えているのだから、感心だと思われる。
「さすがに辺土の遺風忘れざるものから、殊勝に覚えらる。」
[訳]:そうはいってもやはり田舎の伝統を忘れずに伝えているのだから、感心だと思われる。
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