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古文単語「おもしろし」の意味・解説【形容詞ク活用】 |
著作名:
走るメロス
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「おもしろし/面白し」の意味・活用・使用例【形容詞ク活用】
このテキストでは、ク活用の形容詞「おもしろし」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。
形容詞・ク活用
未然形 | おもしろく | おもしろから |
連用形 | おもしろく | おもしろかり |
終止形 | おもしろし | ◯ |
連体形 | おもしろき | おもしろかる |
已然形 | おもしろけれ | ◯ |
命令形 | ◯ | おもしろかれ |
■意味1
(景色などが)
素晴らしい、趣がある、美しい。
■意味2
(音楽など人事に関することで)
楽しい、愉快だ、興味深い。
■意味3
(中世以降の作品にみられる用法)
珍しい、風変わりである。
[出典]:霊異記
「はなはだおもしろき国あり。」
[訳]:たいそう風変わりな国があります。
「はなはだおもしろき国あり。」
[訳]:たいそう風変わりな国があります。
■「をかし/あはれなり」との違い
「風情がある、興味深い」という意味では「おもしろし/をかし/あはれなり」は共通している。しかし、次のような微妙なニュアンスの違いがある。
おもしろし | 目の前が明るくなり、心が晴れやかにはるような感情を表す。 |
をかし | 自分の持っている価値観がある対象と一致したときに感じる感動や情緒を表すあはれなりとは対照的な感情。 |
あはれなり | しみじみと心が動かされるような情緒を表す。をかしとは対照的な感情。 |
参照:「をかし」の意味
参照:「あはれなり」の意味
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