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古文単語「ひしめく/犇めく/犇く」の意味・解説【カ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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ひしめく/犇めく/犇く

このテキストでは、カ行四段活用の動詞「ひしめく/犇めく/犇く」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

カ行四段活用

未然形ひしめか
連用形ひしめき
終止形ひしめく
連体形ひしめく
已然形ひしめけ
命令形ひしめけ


意味1:自動詞

騒ぎ立てる

[出典]児のそら寝 宇治拾遺物語
「片方に寄りて、寝たるよしにて、出で来るを待ちけるに、すでにしいだしたるさまにて、ひしめき合ひたり。 」

[訳]:(部屋の)片隅に寄って、寝たふりをして、(ぼたもちが)出来上がるのを待っていたところ、もう作り上げたようで、(僧たちが)一緒に騒ぎ立てています。


意味2:自動詞

ぎしぎし音を立てる、ぎしぎし音が鳴る

[出典]:無徳なるもの 枕草子
「奥の方より、もののひしめき鳴るもいと恐ろしくて...」

[訳]:奥の方から、何かがぎしぎし音を立てて鳴るのがとても恐ろしくて...


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