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古文単語「ながらふ/永らふ/長らふ/存らふ」の意味・解説【ハ行下二段活用】 |
著作名:
走るメロス
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ながらふ/永らふ/長らふ/存らふ
このテキストでは、ハ行下二段活用の動詞「ながらふ/永らふ/長らふ/存らふ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
「ながらふ」には
①永らふ/長らふ/存らふ
②流らふ
などの用法があるが、ここでは「①永らふ/長らふ/存らふ」を扱う。
ハ行下二段活用
未然形 | ながらへ |
連用形 | ながらへ |
終止形 | ながらふ |
連体形 | ながらふる |
已然形 | ながらふれ |
命令形 | ながらへよ |
■意味1:自動詞
長く続く、長く留まる。
[出典]:若菜上 源氏物語
「数ならぬ方にても、ながらへし都を棄ててかしこに沈みゐしをだに...」
[訳]: 数にも入らない身分ながらも、長く留まっていた都を捨ててあそこ(明石の国)に落ちぶれていたことだけでも...
「数ならぬ方にても、ながらへし都を棄ててかしこに沈みゐしをだに...」
[訳]: 数にも入らない身分ながらも、長く留まっていた都を捨ててあそこ(明石の国)に落ちぶれていたことだけでも...
■意味2:自動詞
生きながらえる、長生きする。
[出典]:新古今和歌集・小倉百人一首
「玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば忍ぶることの弱りもぞする」
[訳]:(私の)命よ、絶えるのならば絶えてしまえ。このまま長く生きていれば、耐え忍ぶ力が弱って(心に秘めた恋がばれて)しまいそうだから。
「玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば忍ぶることの弱りもぞする」
[訳]:(私の)命よ、絶えるのならば絶えてしまえ。このまま長く生きていれば、耐え忍ぶ力が弱って(心に秘めた恋がばれて)しまいそうだから。
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