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古文単語「のる/乗る」の意味・解説【ラ行四段活用】 |
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著作名:
走るメロス
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このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「のる/乗る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
※下記4の用法のときは、「載る」とも記載される。
未然形 | のら |
連用形 | のり |
終止形 | のる |
連体形 | のる |
已然形 | のれ |
命令形 | のれ |
(乗り物や馬などに)
乗る、上がる、道に出る。
[出典]:かぐや姫の昇天 竹取物語
「この衣着つる人は、もの思ひなくなりにければ、車に乗りて、百人ばかり天人具して昇りぬ。 」
[訳]:この衣を着た人は、思い悩むことがなくなってしまったので、車に乗って、百人ほどの天人を連れて、(天に)昇ってしまいました。
「この衣着つる人は、もの思ひなくなりにければ、車に乗りて、百人ばかり天人具して昇りぬ。 」
[訳]:この衣を着た人は、思い悩むことがなくなってしまったので、車に乗って、百人ほどの天人を連れて、(天に)昇ってしまいました。
取り憑く、乗り移る、心から離れない。
※心から離れないと訳すときは、「心にのる」の形で用いられる
[出典]:万葉集
「ももしきの大宮人は多かれど心にのりて思ほゆる妹」
[訳]:宮中に仕える人は多いけれど、心から離れないように思われるあなたですよ
「ももしきの大宮人は多かれど心にのりて思ほゆる妹」
[訳]:宮中に仕える人は多いけれど、心から離れないように思われるあなたですよ
調子づく、勢いづく。
[出典]:後選和歌集
「酒あまたたびの後、酔ひにのりて子どものうへなど申しけるついでに...」
[訳]:酒を何度も(飲んで)の後、酔に勢いづいて子どものことなどを申し上げたついでに...
「酒あまたたびの後、酔ひにのりて子どものうへなど申しけるついでに...」
[訳]:酒を何度も(飲んで)の後、酔に勢いづいて子どものことなどを申し上げたついでに...
載る、記載される。
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