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古文単語「おろかなり/疎かなり/愚かなり」の意味・解説【形容動詞ナリ活用】 |
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著作名:
走るメロス
86,671 views |
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おろかなり/疎かなり/愚かなり
このテキストでは、ナリ活用の形容動詞「おろかなり/疎かなり/愚かなり」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
形容動詞・ナリ活用
| 未然形 | おろかなら | ◯ |
| 連用形 | おろかなり | おろかに |
| 終止形 | おろかなり | ◯ |
| 連体形 | おろかなる | ◯ |
| 已然形 | おろかなれ | ◯ |
| 命令形 | おろかなれ | ◯ |
■意味1
いい加減だ、おろそかだ、なおざりだ。
※この用法の場合、下に打消や反語表現を伴う場合が多い。
[出典]:ある人、弓射ることを習ふに 徒然草
「わづかに二つの矢、師の前にて一つをおろかにせんと思はんや。」
[訳]:たった二本の矢を、(しかも)師匠の前で(射るのですから)その一本をおろそかにしようと思うでしょうか、いや思わないでしょう。
「わづかに二つの矢、師の前にて一つをおろかにせんと思はんや。」
[訳]:たった二本の矢を、(しかも)師匠の前で(射るのですから)その一本をおろそかにしようと思うでしょうか、いや思わないでしょう。
■意味2
よそよそしい、関係が薄い、疎遠である。
[出典]:須磨 源氏物語
「 父親王、いとおろかに、もとより思しつきにけるに...」
[訳]:父親王は、実によそよそしく、はじめからお思いになっていましたが...
「 父親王、いとおろかに、もとより思しつきにけるに...」
[訳]:父親王は、実によそよそしく、はじめからお思いになっていましたが...
■意味3
未熟だ、不器用だ、劣っている。
[出典]:徒然草
「賢き人の、この芸におろかなるを見て...」
[訳]:賢明である人で、この芸(碁を打つこと)については未熟であるのを見て...
「賢き人の、この芸におろかなるを見て...」
[訳]:賢明である人で、この芸(碁を打つこと)については未熟であるのを見て...
■意味4
愚かだ、思慮が浅い、鈍い。
[出典]:名利に使はれて 徒然草
「名利に使はれて、閑かなる暇なく、一生を苦しむるこそ愚かなれ。」
[訳]:名声や利益に使われて、心を静めるゆとりもなく、一生を苦しめることこそ愚かである。
「名利に使はれて、閑かなる暇なく、一生を苦しむるこそ愚かなれ。」
[訳]:名声や利益に使われて、心を静めるゆとりもなく、一生を苦しめることこそ愚かである。
■意味5
言い尽くせない、不十分である。
※この用法の場合、「〜とはおろかなり」や「言へばおろおかなり」などの形で用いられる。
[出典]:すさまじきもの 枕草子
「返す返すもすさまじといふは愚かなり。 」
[訳]:繰り返し興ざめであるという言葉では言い尽くせない。
「返す返すもすさまじといふは愚かなり。 」
[訳]:繰り返し興ざめであるという言葉では言い尽くせない。
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