manapedia
更新日時:
古文単語「ゑひしる/酔ひ痴る」の意味・解説【ラ行下二段活用】
著作名: 走るメロス
9,811 views
ゑひしる/酔ひ痴る

このテキストでは、ラ行下二段活用の動詞「ゑひしる/酔ひ痴る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ラ行下二段活用

未然形ゑひしれ
連用形ゑひしれ
終止形ゑひしる
連体形ゑひしるる
已然形ゑひしるれ
命令形ゑひしれよ


意味:自動詞

ひどく酔って正体をなくす、酒によって前後不覚になる、酔ってぼうっとする

[出典]馬のはなむけ・門出 土佐日記
「二十四日。講師馬のはなむけしに出でませり。ありとある上下、童まで酔ひ痴れて、一文字をだに知らぬ者、しが足は十文字に踏みてぞ遊ぶ。」

[訳]:24日。高僧が馬のはなむけをしにおいでになった。(その場にいる)すべての身分が高い者身分が低い者、子どもまでがひどく酔って正体をなくして、一という文字さえ知らない者が、その足は十という文字を(書くように)調子をとって足踏みをして楽しんでいる。


このテキストを評価してください。
役に立った
う~ん・・・
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。