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古文単語「をしむ/惜しむ」の意味・解説【マ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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「をしむ/惜しむ」の意味・解説【マ行四段活用】

このテキストでは、マ行四段活用の動詞「をしむ/惜しむ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

マ行四段活用

未然形をしま
連用形をしみ
終止形をしむ
連体形をしむ
已然形をしめ
命令形をしめ


意味1:他動詞

もったいないと思う。惜しいと思う

[出典]絵仏師良秀 宇治拾遺物語
「わたうたちこそ、させる能もおはせねば、ものをも惜しみたまへ。」

[訳]:お前たちこそ、これといった才能もお持ちでないから、物を惜しみなさるのだ。


意味2:他動詞

大切にする、深く愛する、心から慈しむ

※この用法の場合、「愛しむ」と表記することもある。
[出典]:幻 源氏物語
「花惜しみたまふ心ばへども深からず、いといはけなし。」

[訳]:花を慈しみなさる心なども深くなく、とても幼い。


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