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古文単語「ただびと/徒人/直人」の意味・解説【名詞】 |
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著作名:
走るメロス
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このテキストでは、古文単語「ただびと/徒人/直人」の意味、解説とその使用例を記している。
(神仏に対して)
普通の人間、一般の人。
[出典]:かぐや姫の昇天 竹取物語
「はかなく口惜しと思して、げにただ人にはあらざりけりと思して...」
[訳]:むなしく残念だとお思いになり、本当に(かぐや姫は)普通の人間ではなかったのだなあとお思いになって...
「はかなく口惜しと思して、げにただ人にはあらざりけりと思して...」
[訳]:むなしく残念だとお思いになり、本当に(かぐや姫は)普通の人間ではなかったのだなあとお思いになって...
(天皇や皇族に対して)
臣下、臣民。
[出典]:ひじき藻 伊勢物語
「まだ帝にも仕うまつり給はで、ただびとにておはしましける時のことなり」
[訳]:まだ天皇にもお仕えし申し上げなさらないで、臣下でいらっしゃった時のことです。
「まだ帝にも仕うまつり給はで、ただびとにておはしましける時のことなり」
[訳]:まだ天皇にもお仕えし申し上げなさらないで、臣下でいらっしゃった時のことです。
一般の貴族、官位の低い人。
[出典]:若紫・北山の垣間見 源氏物語
「中の柱に寄り居て、脇息の上に経を置きて、いとなやましげに読みゐたる尼君、ただ人と見えず。」
[訳]:中の柱に寄りかかって座り、肘掛けの上に経をおいて、たいそうだるそうに読経している尼君は、官位の低い人には見えません。
「中の柱に寄り居て、脇息の上に経を置きて、いとなやましげに読みゐたる尼君、ただ人と見えず。」
[訳]:中の柱に寄りかかって座り、肘掛けの上に経をおいて、たいそうだるそうに読経している尼君は、官位の低い人には見えません。
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