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古文単語「おはしましつく/御座しまし着く」の意味・解説【カ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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おはしましつく/御座しまし着く

このテキストでは、カ行四段活用の動詞「おはしましつく/御座しまし着く」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

カ行四段活用

未然形おはしましつか
連用形おはしましつき
終止形おはしましつく
連体形おはしましつく
已然形おはしましつけ
命令形おはしましつけ


意味1:自動詞

(「行き着く」の尊敬語で)
ご到着になる、お行き着きになる

[出典]花山院の出家 大鏡
「花山寺におはしましつきて、御髪下ろさせ給ひて後にぞ...」

[訳]:(帝が)花山寺にご到着になられて、ご剃髪なされた後に...


意味2:自動詞

(「居つく」の尊敬語で)
居着いていらっしゃる

[出典]:早蕨 源氏物語
「ここがちにおはしましつきて、いとよう住み慣れ給ひにたれば...」

[訳]:こちらに多く居着いていらっしゃって、大変よく暮らしに馴染んでおられるので...


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