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古文単語「こひし/恋し」の意味・解説【形容詞シク活用】
著作名: 走るメロス
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「こひし/恋し」の意味・活用・使用例【形容詞シク活用】

このテキストでは、シク活用の形容詞「こひし/恋し」の意味、活用、解説とその使用例を記している。



形容詞・シク活用

未然形こひしくこひしから
連用形こひしくこひしかり
終止形こひし
連体形こひしきこひしかる
已然形こひしけれ
命令形こひしかれ


意味

恋しい、心引かれる、懐かしい

[出典]帰京 土佐日記
「思ひ出でぬことなく、思ひ恋しきがうちに、この家にて生まれし女子の、もろともに帰らねば...」

[訳]:思い出さないことはなく、(昔を)思って恋しいことの中でも、この家で生まれた女の子が(土佐で死んでしまったために、京都に)一緒に帰っていないのが...






備考

※「こふし/こほし」と用いる場合もある。その場合の活用は以下の通り。

未然形こふしくこふしから
連用形こふしくこふしかり
終止形こふし
連体形こふしきこふしかる
已然形こふしけれ
命令形こふしかれ


未然形こほしくこほしから
連用形こほしくこほしかり
終止形こほし
連体形こほしきこほしかる
已然形こほしけれ
命令形こほしかれ


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