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古文単語「いりたつ/入り立つ」の意味・解説【タ行四段活用】 |
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著作名:
走るメロス
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このテキストでは、タ行四段活用の動詞「いりたつ/入り立つ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
未然形 | いりたた |
連用形 | いりたち |
終止形 | いりたつ |
連体形 | いりたつ |
已然形 | いりたて |
命令形 | いりたて |
立ち入る、深く入る。
親しく出入りする、親しくする。
[出典]:淑景舎、東宮に 枕草子
「山の井の大納言は、入り立たぬ御兄にても、いとよくおはするかし。」
[訳]:山の井の大納言は、親しくなさらない御兄君の割には、(中宮様と)たいそう仲がよくていらっしゃる。
「山の井の大納言は、入り立たぬ御兄にても、いとよくおはするかし。」
[訳]:山の井の大納言は、親しくなさらない御兄君の割には、(中宮様と)たいそう仲がよくていらっしゃる。
物事に精通する、よく知っている。
[出典]:何事も入りたたぬさましたるぞ 徒然草
「何事も入りたたぬさましたるぞよき。」
[訳]:何事でも(精通しているのに)精通していないふりをしているのがよい。
「何事も入りたたぬさましたるぞよき。」
[訳]:何事でも(精通しているのに)精通していないふりをしているのがよい。
(季節などが)
到来し始める、立ちそめる。
[出典]:紫式部日記 紫式部
「秋のけはひ入り立つままに、土御門殿のありさま、いはむかたなくをかし。」
[訳]:秋の気配がやってくるにつれて、土御門殿のご様子は、言いようもなく趣深い。
「秋のけはひ入り立つままに、土御門殿のありさま、いはむかたなくをかし。」
[訳]:秋の気配がやってくるにつれて、土御門殿のご様子は、言いようもなく趣深い。
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