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古文単語「げに/実に」の意味・解説【副詞】 |
著作名:
走るメロス
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げに/実に
このテキストでは、古文単語「げに/実に」の意味、解説とその使用例を記しています。
副詞
■意味1
(他人の言葉や前述の内容をうけて)
なるほど、いかにも。
[出典]:枕草子 清少納言
「あはれなることなど、人のいひ出で、うち泣きなどするに、げにいとあはれなりなど聞きながら、涙のつと出で来ぬ、いとはしたなし。」
[訳]:しみじみと心打たれることなどを、人がし出して、(その人が)ふと泣たりなどしている時に、なるほどとても気の毒だと思い聞きながら、涙がすぐに出てこないことは、とてもきまりが悪い。
「あはれなることなど、人のいひ出で、うち泣きなどするに、げにいとあはれなりなど聞きながら、涙のつと出で来ぬ、いとはしたなし。」
[訳]:しみじみと心打たれることなどを、人がし出して、(その人が)ふと泣たりなどしている時に、なるほどとても気の毒だと思い聞きながら、涙がすぐに出てこないことは、とてもきまりが悪い。
■意味2
(ある事象を現実だと認めて)
本当に。
■意味3
(文意を強調して)
実に、まったく。
[出典]:源氏物語 紫式部
「...いと恥づかしうなむ」とて、げにえ堪ふまじく泣いたまふ。 」
[訳]:「...たいへん恥ずかしくて。」といって、まったく我慢できそうになくお泣きになる。
「...いと恥づかしうなむ」とて、げにえ堪ふまじく泣いたまふ。 」
[訳]:「...たいへん恥ずかしくて。」といって、まったく我慢できそうになくお泣きになる。
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