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古文単語「しいだす/為出だす」の意味・解説【サ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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「しいだす/為出だす」の意味・活用・使用例【サ行四段活用】

このテキストでは、サ行四段活用の動詞「しいだす/為出だす」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

サ行四段活用

未然形しいださ
連用形しいだし
終止形しいだす
連体形しいだす
已然形しいだせ
命令形しいだせ


意味1:他動詞

作り上げる

[出典]宇治拾遺物語
「さりとて、しいださむを待ちて寝ざらむも、わろかりなむと思ひて...」

[訳]:だからといって、作り上げるのを待って寝ずにいるのも、きっとよくないだろうと思って...


意味2:他動詞

成し遂げる

[出典]:平家物語
「坂東へ打手はむかうたりといへども、させるしいだしたる事も候はず...」

[訳]:関東へ討手が向かいましたが、たいして成し遂げたこともありません...


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