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古文単語「とりゐる/取り率る」の意味・解説【ワ行上一段活用】
著作名: 走るメロス
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とりゐる/取り率る

このテキストでは、ワ行上一段活用の動詞「とりゐる/取り率る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ワ行上一段活用

未然形とりゐ
連用形とりゐ
終止形とりゐる
連体形とりゐる
已然形とりゐれ
命令形とりゐよ


意味:他動詞

(強制的に)
連れていく、召し連れる

[出典]かぐや姫の昇天 竹取物語
「かくあまたの人を賜ひてとどめさせ給へど、許さぬ迎へまうで来て、取り率てまかりぬれば、口惜しく悲しきこと。」

[訳]:このようにたくさんの人をお遣わし下さり、(私を)お引きとめなさいますが、(それを)許さない迎えがやって参りまして、(私を)召し連れておいとましてしまうので、残念で悲しいことです。


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