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【平城京の時代、聖武天皇の治世、三世一身法、墾田永年私財法】 受験日本史まとめ 13 |
著作名:
Cogito
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唐の誕生と遣唐使の派遣
中国では、それまでの隋に変わって、618年に唐が統一王朝となり、東アジアの広範囲を支配するようになりました。
周辺国は、唐に朝貢し冊封体制に入る国も多く、中国を中心とした文化圏が形成されました。
こうした中、日本からも遣唐使が派遣されるようになり、630年(舒明2年)の犬上御田鍬(いぬかみのみたすき)から、894年に菅原道真の建議で中止されるまで10数回続きました。
遣唐使派遣のコースは、はじめ朝鮮半島を経由する北路が取られましたが、その後新羅との関係が悪化すると東シナ海を渡る南東路や南路で長安に向かうようになりました。
遣唐使は様々な困難を乗り越えながら長安にたどり着き、唐の政治・文化や、インド・イスラム・ヨーロッパなどの世界情勢を学んできました。遣唐使の中でも、長期にわたって唐に滞在したのが阿倍仲麻呂(698?~770?)・吉備真備(695~775)・玄昉(?~746)などでした。
阿倍仲麻呂や藤原清河は唐の皇帝玄宗の寵を受け唐の高官となり、一生を唐で過ごしました。
帰国した遣唐使は、唐の滞在中に政治・軍事・文化・仏教などの様々な知識や文物を日本に持ち帰り、奈良時代の日本にさまざまな影響を与えました。
その他にも、唐と結び676年に朝鮮半島統一を果たした新羅や、713年に磨羯族が建国した渤海とも往来が生まれました。
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