|
|
|
|
|
更新日時:
|
|
![]() |
蜻蛉日記原文全集「かくてまたあけぬれば」 |
|
著作名:
古典愛好家
17,055 views |
|
蜻蛉日記
かくてまたあけぬれば
かくてまたあけぬれば、天禄三年といふめり。今年も、うきもつらきもともに心ちはれておぼえなどして、大夫さうぞかせていだしたつ。おり走りてやがて拝(はい)するを見れば、いとどゆゆしうおぼえてなみだぐまし。おこなひもせばやと思ふこよひより、不浄なることあるべし。これ人忌むといふことなるを、またいかならんとてにかと、心ひとつに思ふ。今年は天下ににくき人ありとも思ひなほらじなど、しめりて思へば、いとこころやすし。
三日は帝(みかど)の御かうぶりとて、世はさはぐ。白馬(あをむま)やなどいへども、心ちすさまじうて、七日もすぎぬ。
このテキストを評価してください。
|
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
蜻蛉日記原文全集「忌みの所になん夜ごとに」
>
蜻蛉日記原文全集「八日ばかりに見えたる人」
>
蜻蛉日記原文全集「かくてあまたある中にも」
>
枕草子 原文全集「にくきもの」
>
枕草子 原文全集「はしたなきもの」
>
蜻蛉日記原文全集「それよりのちもふたたび許文ものして」
>
平家物語原文全集「大納言死去 2」
>
























