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枕草子 原文全集「古代の人の/十月十余日の」 |
著作名:
古典愛好家
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古代の人の
古代の人の、指貫着たるこそ、いとたいだいしけれ。前にひきあてて、まづ裾をみな籠め入れて、腰はうちすてて衣の前をととのへはてて、腰をおよびてとるほどに、うしろざまに手をさしやりて、猿の手ゆはれたるやうに、ほどきたてるは、とみのことにいでたつべくもみえざめり。
十月十余日の
十月十余日の、月のいとあかきにありきて見むとて、女房十五六人ばかり、みな濃き衣を上に着て、ひきかへしつつありしに、中納言の君の、くれなゐのはりたるを着て、頸(くび)より髪をかきこし給へりしが、あたらしきそとばに、いとよくも似たりしかな。雛(ひひな)のすけとぞ、若き人々つけたりし。後(しり)にたちて笑ふもしらずかし。
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