manapedia
更新日時:
高校古文『ある人、弓射ることを習ふに』テストで出題されそうな問題
著作名: 走るメロス
111,299 views
徒然草 『ある人、弓射ることを習ふに』

このテキストでは徒然草の一節、『ある人、弓射ることを習ふに』でテストに出題されそうな問題をピックアップしています。



問題

次の文章を読み、設問に答えよ


ある人、弓射ることを習ふに、諸矢たばさみて、的に向かふ。
師の言はく「初心の人、二つの矢を持つことなかれ。後の矢を頼みて、初めの矢になほざりの心あり。毎度、ただ、得矢なく、この一矢に定むべしと思へ。」と言ふ。わづかに二つの矢、師の前にて一つをおろそかにせんと思はんや懈怠の心、みずから知らずといへども、師、これを知る。この戒め、万事にわたるべし。

道を学する人、夕には朝あらむことを思ひ、朝には夕あらむことを思ひて、重ねてねんごろに修せむことを期す。いはむや、一刹那のうちにおいて、懈怠の心あることを知らむや。なんぞ、ただ今の一念において、ただちにすることのはなはだ難き。

設問

Q1:「諸矢」の読み方を現代仮名遣いで答えよ。


Q2:「たばさみて」を現代語訳せよ。


Q3:「なほざりの心」とはどのような心情を表しているか。




Q4:「なほざりの心」と同じ意味の言葉を本文中から抜き出せ。


Q5:「おろかにせんと思はんや」を現代語訳せよ。


Q6:「懈怠の心」とはどのような心のことか。




Q7:「道を学する人」とは、何の道を学んでいる人のことか。


Q8:「重ねてねんごろに修せむことを期す」を現代語訳せよ。


Q9:「一刹那」の意味を答えよ。


次ページ:解答と現代語訳

【受験日本史】モンゴル帝国の成立と元寇(文永の役・弘安の役)について解説




1ページ
前ページ
1/2
次ページ


このテキストを評価してください。
役に立った
う~ん・・・
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。