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『木曽の最期』の品詞分解(その8:木曾殿は、ただ一騎粟津の松原へ駆けたまふ~) 平家物語 |
著作名:
走るメロス
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木曽の最期
このテキストでは、平家物語の中の一説「木曾最期」の「木曾殿は、ただ一騎粟津の松原へ駆けたまふ~」から始まる部分の品詞分解を記しています。書籍によっては「木曾最期/木曽最期」などと題するものもあります。
※前回のテキスト:「今井四郎只一騎、五十騎ばかりが中へ駆け入り~」の品詞分解
※現代語訳:「今井四郎只一騎、五十騎ばかりが中へ駆け入り~」の現代語訳
※「祇園精舎の鐘の声〜」で始まる一節で広く知られている平家物語は、鎌倉時代に成立したとされる軍記物語です。平家の盛者必衰、武士の台頭などが描かれています。
品詞分解
※名詞は省略しています。
■木曽殿は只一騎、粟津の松原へ駆け給ふが、正月二十一日入相ばかりのことなるに、薄氷張つたりけり、深田ありとも知らずして、馬をざつと打ち入れたれば、馬の頭も見えざりけり。
木曾殿 | ー |
は | 係助詞 |
ただ | 副詞 |
一騎、 | ー |
粟津 | ー |
の | 格助詞 |
松原 | ー |
へ | 格助詞 |
駆け | カ行下二段活用・連用形 |
たまふ | 補助動詞・ハ行四段活用・連体形・尊敬語 |
が、 | 接続助詞 |
正月二十一日、入相 | ー |
ばかり | 副助詞 |
の | 格助詞 |
こと | ー |
なる | 断定の助動詞・連体形 |
に、 | 接続助詞 |
薄氷 | ー |
は | 係助詞 |
張つ | ラ行四段活用・連用形の促音便 |
たり | 存続の助動詞・連用形 |
けり。 | 過去の助動詞・終止形 |
深田 | ー |
あり | ラ行変格活用・終止形 |
と | 格助詞 |
も | 係助詞 |
知ら | ラ行四段活用・未然形 |
ず | 打消の助動詞・連用形 |
して、 | 接続助詞 |
馬 | ー |
を | 格助詞 |
ざつと | 副詞 |
打ち入れ | ラ行下二段活用・連用形 |
たれ | 完了の助動詞・已然形 |
ば、 | 接続助詞 |
馬 | ー |
の | 格助詞 |
かしら | ー |
も | 係助詞 |
見え | ヤ行下二段活用・未然形 |
ざり | 打消の助動詞・連用形 |
けり。 | 過去の助動詞・終止形 |
■あふれどもあふれども、打てども打てども働かず。
あふれ | ラ行四段活用・已然形 |
ども | 接続助詞 |
あふれ | ラ行四段活用・已然形 |
ども、 | 接続助詞 |
打て | タ行四段活用・已然形 |
ども | 接続助詞 |
打て | タ行四段活用・已然形 |
ども | 接続助詞 |
働か | カ行四段活用・未然形 |
ず。 | 打消の助動詞・終止形 |
【いみじの意味は?】
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