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『おもかげのかすめる月ぞやどりける春や昔の袖の涙に』 現代語訳と解説・品詞分解 |
著作名:
走るメロス
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はじめに
このテキストでは、新古今和歌集で詠まれている「おもかげのかすめる月ぞやどりける春や昔の袖の涙に」という歌について説明していきます。
原文
おもかげのかすめる月ぞやどりける春や昔の袖の涙に
現代語訳(口語訳)
「今年の春は昔の春ではない」と嘆いて袖にこぼした涙の上に、あの人の面影がかすんで見える月がうつっている。
解説・鑑賞のしかた
昔の恋を思いだして、袖に落とした涙の上に、月が映るという美しい世界を表現している。
※「ぞ~ける」で係り結びです。また、「月やあらぬ春や昔の春ならぬわが身ひとつはもとの身にして」という歌を本歌とした、本歌取りという手法を用いています。
品詞分解
※名詞は省略しています。
面影 | ー |
の | 格助詞 |
かすめ | マ行四段活用・命令形 |
る | 存続の助動詞・連体形 |
月 | ー |
ぞ | 係助詞 |
やどり | ラ行四段活用・連用形 |
ける | 詠嘆の助動詞・連体形 |
春 | ー |
や | 反語の係助詞 |
昔 | ー |
の | 格助詞 |
袖 | ー |
の | 格助詞 |
涙 | ー |
に | 格助詞 |
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