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『おもかげのかすめる月ぞやどりける春や昔の袖の涙に』 現代語訳と解説・品詞分解 |
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著作名:
走るメロス
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おもかげのかすめる月ぞやどりける春や昔の袖の涙に
このテキストでは、新古今和歌集に収録されている歌「おもかげのかすめる月ぞやどりける春や昔の袖の涙に」の原文、わかりやすい現代語訳・口語訳、解説(係り結びなど)そして品詞分解を記しています。
新古今和歌集とは
新古今和歌集(しんこきんわかしゅう)は、鎌倉時代初期に編纂された勅撰和歌集(ちょくせんわかしゅう)です。勅撰和歌集とは、天皇や上皇の命令により編集された和歌集のことです。
原文
おもかげのかすめる月ぞやどりける春や昔の袖の涙に
現代語訳(口語訳)
「今年の春は昔の春ではない」と嘆いて袖にこぼした涙の上に、あの人の面影がかすんで見える月がうつっている。
解説・鑑賞のしかた
昔の恋を思いだして、袖に落とした涙の上に、月が映るという美しい世界を表現している。
※「ぞ~ける」で係り結びです。また、「月やあらぬ春や昔の春ならぬわが身ひとつはもとの身にして」という歌を本歌とした、本歌取りという手法を用いています。
品詞分解
※名詞は省略しています。
| 面影 | ー |
| の | 格助詞 |
| かすめ | マ行四段活用・命令形 |
| る | 存続の助動詞・連体形 |
| 月 | ー |
| ぞ | 係助詞 |
| やどり | ラ行四段活用・連用形 |
| ける | 詠嘆の助動詞・連体形 |
| 春 | ー |
| や | 反語の係助詞 |
| 昔 | ー |
| の | 格助詞 |
| 袖 | ー |
| の | 格助詞 |
| 涙 | ー |
| に | 格助詞 |
著者情報:走るメロスはこんな人
学生時代より古典の魅力に取り憑かれ、社会人になった今でも休日には古典を読み漁ける古典好き。特に1000年以上前の文化や風俗をうかがい知ることができる平安時代文学がお気に入り。作成したテキストの総ページビュー数は1,6億回を超える。好きなフレーズは「頃は二月(にうゎんがつ)」や「月日は百代の過客(くゎかく)にして」といった癖のあるやつ。早稲田大学卒業。
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