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在原業平『おほかたは月をもめでじこれぞこの積もれば人の老いとなるもの』 現代語訳と品詞分解 |
著作名:
走るメロス
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はじめに
このテキストでは、古今和歌集で詠まれている「おほかたは月をもめでじこれぞこの積もれば人の老いとなるもの」という歌について説明していきます。
原文
おほかたは月をもめでじこれぞこの積もれば人の老いとなるもの
現代語訳(口語訳)
たいていの場合には、月を愛でることはしない。これはつまり、この月こそが積もり積って人の老いの原因となるものなのだから。
単語
おほかたは | たいていの場合 |
積もれば人の老い | 月(空のお月さま)と、月(1月、2月…)をかけて、月日が経つと人は老いるものだと言っている |
品詞分解
※名詞は省略してあります。
おほかたは | 副詞(または名詞「おほかた」+係助詞「は」) |
月 | ー |
を | 格助詞 |
も | 係助詞 |
めで | ダ行下二段活用・未然形 |
じ | 終息の助動詞・終止形 |
これ | ー |
ぞ | 係助詞 |
こ | ー |
の | 格助詞 |
積もれ | ラ行四段活用・已然形 |
ば | 接続助詞 |
人 | ー |
の | 格助詞 |
老い | ー |
と | 格助詞 |
なる | ラ行四段活用 |
もの | ー |
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