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古文単語「しづむ/静む/鎮む」の意味・解説【マ行下二段活用】
著作名: 走るメロス
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「しづむ/静む/鎮む」の意味・活用・使用例【マ行下二段活用】

このテキストでは、マ行下二段活用の動詞「しづむ/静む/鎮む」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

「しづむ」には
①静む/鎮む
②沈む
などがあるが、ここでは「①静む/鎮む」を扱う。
マ行下二段活用

未然形しづめ
連用形しづめ
終止形しづむ
連体形しづむる
已然形しづむれ
命令形しづめよ


意味1:他動詞

(神霊を)鎮座させる、鎮める

意味2:他動詞

(動乱や騒動を)鎮める、鎮圧する

[出典]:平家物語
「一天をしづめ、四海をすます。」

[訳]:国全体を鎮圧し、全土の乱れをなくす。




意味3:他動詞

(気持ちを)落ち着かせる

[出典]:万葉集
「御心を鎮めたまふとい取らして..」

[訳]:お心を落ち着かせなさろうとおとりになり...


意味4:他動詞

(人を)寝かせる、寝静まらせる

[出典]狩りの使ひ 伊勢物語
「女、人をしづめて、子一つばかりに、男のもとに来たりけり」

[訳]:女は、人を寝静まらせてから、午後十一時から十一時半ごろに、男のところにやってきました。




意味5:他動詞

(声を)低くする、静かにする、小さくする

[出典]葵・物の怪の出現 源氏物語
「加持の僧ども声しづめて法華経を読みたる、いみじう尊し。」

[訳]:加持の僧たちの声を小さくして法華経を読んでいる姿が、とても尊いものです。


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