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18_80 ヨーロッパ世界の形成と変動 / 西ヨーロッパ中世世界の変容

第7回十字軍とは わかりやすい世界史用語1633

著者名: ピアソラ
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第7回十字軍とは

第7回十字軍は、1270年にフランス王ルイ9世が主導した遠征です。この十字軍の主な目的は、北アフリカのチュニジアを攻略し、イスラム勢力に対抗することでした。ルイ9世は、以前の第6回十字軍の失敗にもかかわらず、再び十字軍を起こすことを決意しました。彼は、チュニジアのハフス朝のスルタンがキリスト教に改宗する可能性があると信じており、これを支援することでチュニジアを十字軍の供給基地にしようと考えました。

遠征の経過

1270年、ルイ9世は軍を率いてチュニジアに上陸しました。しかし、遠征は計画通りには進みませんでした。到着直後から、遠征軍は猛暑と疫病に見舞われ、多くの兵士が命を落としました。さらに、飲み水の劣悪さや食料の不足が状況を悪化させました。ルイ9世自身も疫病に感染し、1270年8月25日にチュニジアで亡くなりました。



遠征の結果と影響

ルイ9世の死により、第7回十字軍は完全な失敗に終わりました。残された部隊はフランスへの帰還を決め、チュニジア攻略の目標も達成されませんでした。この遠征の失敗は、十字軍運動全体に大きな影響を与えました。ルイ9世の死後、彼は敬虔さと献身から聖人として列聖されましたが、十字軍運動自体への信頼は失われていきました。

第7回十字軍の象徴的な終焉

第7回十字軍の失敗は、十字軍運動の終焉を示す象徴的な出来事として後世に語り継がれています。ルイ9世が宗教的信念を貫きつつも目標を果たせなかったことは、キリスト教世界がイスラム勢力に対抗する力を失っていく一因となりました。また、十字軍の終焉はヨーロッパ諸国の国王や貴族にとっても大きな転機であり、これ以降、ヨーロッパの関心は新たな商業ルートの開拓や内部統治の強化に移り変わっていきました。
このように、第7回十字軍はルイ9世の死とともに悲劇的な結末を迎え、十字軍運動の終焉を象徴する出来事となりました。歴史的には、宗教的な情熱と政治的な利害が交錯する中での重要な転機として位置づけられています。
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・第7回十字軍とは わかりやすい世界史用語1633

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『世界史B 用語集』 山川出版社

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