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18_80 西アジア・地中海世界の形成 / 古代オリエント世界

テーベとは 世界史用語145

著者名: ピアソラ
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テーベとは

テーベの歴史は古く、紀元前4千年紀から存在していたとされますが、テーベ自体に残っている最古の遺跡は紀元前2081年から1939年にかけての第11王朝の時代のものです。この時代にテーベの地方長官たちはエジプトを統一し、テーベを上エジプトの首都としました。テーベは中王国の終わりまで首都の地位を保ちましたが、紀元前18世紀頃には外国の侵略者たちによって支配され、テーベは影をひそめました。紀元前16世紀頃にテーベの王たちがエジプトの支配権を取り戻し、再びテーベを首都としました。これがテーベの最も繁栄した時代で、新王国と呼ばれる時代です。この時代にテーベはエジプトの政治的・宗教的な中心地として発展し、アジアやヌビアからの略奪品や貢物で神殿を飾り立てました。また、彫刻や建築などの芸術的な業績も高く評価されました。テーベは紀元前12世紀頃から衰退し始め、紀元前7世紀にはアッシリアに、紀元前6~4世紀にはペルシアに、紀元前1世紀にはローマに略奪されました。テーベの遺跡には、カルナック神殿やルクソール神殿といったアモン神を祀る神殿群、ツタンカーメン王の墓がある王家の谷、ラムセス2世やハトシェプスト女王の壮大な葬祭殿があるディル・エル・バハリなどがあります。
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・テーベとは 世界史用語145

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『世界史B 用語集』 山川出版社

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