ローマ帝国の支配力低下
なぜ、このようにいったんは匿ってもらったはずの西ゴート族が国を建てるに至ったのか。
その背景にはローマ帝国の支配力の低下があります。
395年にはローマ帝国は東西に分裂しています。
そのような状態ですので、他のヴァンダル・ブルグント・フランクなどの部族もライン川を越えてガリア地方に侵入してきます。
そして、それぞれの部族が国家を建設します。
ローマ帝国は、どうなってしまったのでしょう。
東西分裂後、西ローマ帝国は皇帝権の衰退とゲルマン人の侵入で弱体化し、
476年,ゲルマン人傭兵隊長
オドアケルによって滅亡しました。
東ローマ帝国はゲルマン民族の侵入を受けることが比較的少なく、その後も1000年ほど存続します。