はじめに
イスタンブールというトルコの首都を知っていますか??この都市は過去にコンスタンティノープルという都で、現在のトルコが建国されるまで、そこにはビザンツ(東ローマ)帝国というキリスト教国がありました。今日はこの帝国について解説したいと思います。
初期ビザンツ帝国
ローマ帝国の末期の330年、時のローマ皇帝
コンスタンティヌスは、古代ギリシアの植民地だった
ビザンティウムを自らの名前を冠した
コンスタンティノープルという呼び名に変え、都を建造しました。
コンスタンティヌスから更に時代はくだり、
テオドシウス1世の時代に入ると、ローマ帝国は衰退してしまいます。
その後テオドシウス1世が死ぬとローマ帝国は東西に分裂し、それぞれ
西ローマ帝国、
東ローマ帝国として別々の帝国となりました。
東ローマ帝国を別名ビザンツ帝国と呼びますが、その名前は首都の旧名ビザンティウムに由来しています。
その後西ローマ帝国は476年、ゲルマン人傭兵
オドアケルによって滅ぼされてしまいますが、東ローマ帝国はその後1000年以上も繁栄します。
初期ビザンツ帝国で最も繁栄した時代を築いたのが
ユスティニアヌス1世(在位527年〜565年)です。彼の統治を支えたのが、皇后
テオドラでした。
(ユスティニアヌス帝)