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「さることは知り、歌などにさへ歌へど」の現代語訳・品詞分解・敬意の向き
著作名: 走るメロス
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「さることは知り、歌などにさへ歌へど」の現代語訳・口語訳・意味・品詞分解・敬意の向き

原文

人々も、「さることは知り、歌などにさへ歌へど、思ひこそよらざりつれ。なほ、この宮の人にはさべきなめり。」と言ふ。


現代語訳・口語訳・意味

(周りにいた他の)女房も、「そのようなこと(「香炉峰に積もった雪を、御簾を上げて眺める」という句が、白居易の詩の一節にあること)は知っておりますし、歌などにまで詠むこともありますが、(このように御簾を上げようとまでは)思いつきませんでした。(あなたは)やはり、この中宮のお側につくのにふさわしい人のようです。」と言っています。


品詞分解

単語品詞敬意の向き
「さるラ行変格活用「さり」の連体形または連体詞
こと名詞
係助詞
知り、ラ行四段活用「しる」の連用形
名詞
など副助詞
格助詞
さへ副助詞
歌へハ行四段活用「うたふ」の已然形
ど、接続助詞



主な出典

枕草子「雪のいと高う降りたるを」
人々も、「さることは知り、歌などにさへ歌へど、思ひこそよらざりつれ。なほ、この宮の人にはさべきなめり。」と言ふ。

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