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古文単語「みをすつ/身を捨つ/身を棄つ」の意味・解説【連語】
著作名: 走るメロス
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「みをすつ/身を捨つ/身を棄つ」の意味・活用・使用例【連語】

このテキストでは、古文単語「みをすつ/身を捨つ/身を棄つ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。



成り立ち

名詞「身」と格助詞「を」、そしてタ行下二段活用の動詞「すつ/捨つ/棄つ」が一語になったもの。「みをすつ」を一つの動詞とした場合の活用は以下のとおり。

未然形みをすて
連用形みをすて
終止形みをすつ
連体形みをすつる
已然形みをすつれ
命令形みをすてよ


意味1

身体を投げ出す、ひれふす、一心不乱になる

[出典]門出 更級日記
「『京にとく上げたまひて、物語の多く候ふなる、ある限り見せたまへ。』と、身を捨てて額をつき、祈りまうすほどに...」

[訳]:「(私を)京に早く上らせてくださって、物語が多くございますと聞くのを、この世にある限りお見せください。」と、ひれ伏して額をつけて、お祈り申し上げているうちに...


意味2

出家する、世間から身を引く、世を捨てる

[出典]:若菜下 源氏物語
「もろともに身を捨てむも、惜しかるまじき齢どもになりにたるを...」

[訳]:(女君たちは光源氏と)一緒に出家するのも、惜しくはない年齢になっているのことを...




意味3

(魂や心などが)
肉体から離れる

[出典] 源氏物語
「あな心憂や、げに身を捨ててや往にけむ。」

[訳]:あぁ心苦しいことよ、なるほど(魂が)体を離れて出て行ったのでしょう。



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