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古文単語「ため/為」の意味・解説【名詞】 |
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著作名:
走るメロス
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このテキストでは、古文単語「ため/為」の意味、解説とその使用例を記している。
〜のために、利益となるようにすること。
〜の目的で、〜のために。
[出典]:ある者、子を法師になして 徒然草
「ある者...教へのままに説経師にならむために、まづ馬に乗りならひけり。」
[訳]:ある人が...と言ったので、(子どもは親の)教えのままに説経師になろうとするために、まず馬に乗ることを習いました。
「ある者...教へのままに説経師にならむために、まづ馬に乗りならひけり。」
[訳]:ある人が...と言ったので、(子どもは親の)教えのままに説経師になろうとするために、まず馬に乗ることを習いました。
(後ろに「に」を伴って)
〜にとって。
[出典]:道真の左遷 大鏡
「...さるべきにやおはしけむ、右大臣の御ためによからぬこと出できて、昌泰四年正月二十五日、大宰権帥になしたてまつりて、流され給ふ。」
[訳]:...そうなるはずの運命でいらっしゃったのでしょうか、右大臣殿にとって好ましくないことが生じ、昌泰四年一月二十五日に、(朝廷が右大臣を)大宰権帥に任命し申し上げ、(太宰府へと)左遷されなさいます。
「...さるべきにやおはしけむ、右大臣の御ためによからぬこと出できて、昌泰四年正月二十五日、大宰権帥になしたてまつりて、流され給ふ。」
[訳]:...そうなるはずの運命でいらっしゃったのでしょうか、右大臣殿にとって好ましくないことが生じ、昌泰四年一月二十五日に、(朝廷が右大臣を)大宰権帥に任命し申し上げ、(太宰府へと)左遷されなさいます。
〜のせいで、〜によって。
[出典]:徒然草
「...かくあやしき身のために、あたら、身をいたづらになさんやは...」
[訳]:...このように卑しい身分のせいで、惜しいことに、一生を無駄にするだろうか、いやしない...
「...かくあやしき身のために、あたら、身をいたづらになさんやは...」
[訳]:...このように卑しい身分のせいで、惜しいことに、一生を無駄にするだろうか、いやしない...
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