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古文単語「えもいはず/えも言はず」の意味・解説【連語】 |
著作名:
走るメロス
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えもいはず/えも言はず
このテキストでは、古文単語「えもいはず/えも言はず」の意味、解説とその使用例を記している。
成り立ち
副詞「え」、係助詞「も」、ハ行四段活用「いふ」の未然形「いは」そして打消の助動詞「ず」が一語になったもの。
連語
■意味1
(程度がはなはだしくて)
表現のしようがない、なんとも言いようがない。
[出典]:空を飛ぶ倉 宇治拾遺物語
「そこに小さき堂を建てて、据ゑ奉りて、えもいはず行ひて、年月経る程に...」
[訳]:そこに小さな堂を建てて、(毘沙門天を)お供え申し上げて、表現のしようがない(ほどの激しい)修行をして、年月を過ごすうちに...
「そこに小さき堂を建てて、据ゑ奉りて、えもいはず行ひて、年月経る程に...」
[訳]:そこに小さな堂を建てて、(毘沙門天を)お供え申し上げて、表現のしようがない(ほどの激しい)修行をして、年月を過ごすうちに...
■意味2
(良い意味で)
なんとも言いようがないほど素晴らしい。
■意味3
(悪い意味で)
なんとも言いようがないほどひどい。
[出典]:今昔物語
「受領の郎等して、人に猛く見えむと思ひて、えも言はず兵だちける者ありけり。」
[訳]:ある受領の家来として、人に勇ましく思われようとして、なんとも言いようがないほどひどく豪傑ぶった者がいた。
「受領の郎等して、人に猛く見えむと思ひて、えも言はず兵だちける者ありけり。」
[訳]:ある受領の家来として、人に勇ましく思われようとして、なんとも言いようがないほどひどく豪傑ぶった者がいた。
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