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古文単語「あなづる/侮る」の意味・解説【ラ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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あなづる/侮る

このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「あなづる/侮る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ラ行四段活用

未然形あなづら
連用形あなづり
終止形あなづる
連体形あなづる
已然形あなづれ
命令形あなづれ


意味:他動詞

見下げる、馬鹿にする、軽蔑する

[出典]にくきもの 枕草子
「にくきもの。急ぐことあるをりに来て、長言するまらうと。あなづりやすき人ならば、『後に。』とても、やりつべけれど、さすがに心はづかしき人、いとにくく、むつかし。」

[訳]:しゃくに障るもの。急用がある時にやって来て、長話をする客。容易に見下げることができる人ならば、「後で。」と言ってでも、帰してしまうことができそうだが、そうはいってもやはり(相手が立派で)気がひける人であれば、(さすがにそうもできず)ひどくしゃくに障り、不快だ。


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