更新日時:
|
|
古文単語「かたがた/方方」の意味・解説【名詞】 |
|
著作名:
走るメロス
12,958 views |
このテキストでは、古文単語「かたがた/方方」の意味、解説とその使用例を記している。
「かたがた」には
①名詞
②代名詞
③副詞
などの用法があるが、ここでは「①名詞」を扱う。
あちらこちら、部屋ごと。
[出典]:道真の左遷 大鏡
「この大臣、子どもあまたおはせしに、女君たちは婿取り、男君たちは皆、ほどほどにつけて位どもおはせしを、それも皆方方に流され給ひてかなしきに...」
[訳]:この大臣(菅原道真)には、子どもが多くいらっしゃいましたが、姫君たちは婿を取り、ご子息たちは皆、それぞれ身分に応じて位などがおありでしたのを、その人たちも皆あちらこちらに左遷されになって悲しいのに...
「この大臣、子どもあまたおはせしに、女君たちは婿取り、男君たちは皆、ほどほどにつけて位どもおはせしを、それも皆方方に流され給ひてかなしきに...」
[訳]:この大臣(菅原道真)には、子どもが多くいらっしゃいましたが、姫君たちは婿を取り、ご子息たちは皆、それぞれ身分に応じて位などがおありでしたのを、その人たちも皆あちらこちらに左遷されになって悲しいのに...
あれこれ、いろいろ。
[出典]:鈴虫 源氏物語
「われより後の人々に、方方につけておくれゆく心地しはべるも...」
[訳]:私より若い方々に、あれこれにつけて置いていかれる気持ちが致しますのも...
「われより後の人々に、方方につけておくれゆく心地しはべるも...」
[訳]:私より若い方々に、あれこれにつけて置いていかれる気持ちが致しますのも...
(「人々」の尊敬語で)
方々。
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
古文単語「せんざい/せざい/前栽」の意味・解説【名詞】
>
古文単語「みかへる/見返る」の意味・解説【ラ行四段活用】
>
古文単語「かしこし/畏し/恐し」の意味・解説【形容詞ク活用】
>
古文単語「ひがひがし/僻僻し」の意味・解説【形容詞シク活用】
>
古文単語「まにまに/随に」の意味・解説【連語】
>
最近見たテキスト
古文単語「かたがた/方方」の意味・解説【名詞】
10分前以内
|
>
|
デイリーランキング