|
|
|
更新日時:
|
|
![]() |
古文単語「かたがた/方方」の意味・解説【名詞】 |
著作名:
走るメロス
5,199 views |
かたがた/方方
このテキストでは、古文単語「かたがた/方方」の意味、解説とその使用例を記している。
「かたがた」には
①名詞
②代名詞
③副詞
などの用法があるが、ここでは「①名詞」を扱う。
名詞
■意味1
あちらこちら、部屋ごと。
[出典]:道真の左遷 大鏡
「この大臣、子どもあまたおはせしに、女君たちは婿取り、男君たちは皆、ほどほどにつけて位どもおはせしを、それも皆方方に流され給ひてかなしきに...」
[訳]:この大臣(菅原道真)には、子どもが多くいらっしゃいましたが、姫君たちは婿を取り、ご子息たちは皆、それぞれ身分に応じて位などがおありでしたのを、その人たちも皆あちらこちらに左遷されになって悲しいのに...
「この大臣、子どもあまたおはせしに、女君たちは婿取り、男君たちは皆、ほどほどにつけて位どもおはせしを、それも皆方方に流され給ひてかなしきに...」
[訳]:この大臣(菅原道真)には、子どもが多くいらっしゃいましたが、姫君たちは婿を取り、ご子息たちは皆、それぞれ身分に応じて位などがおありでしたのを、その人たちも皆あちらこちらに左遷されになって悲しいのに...
■意味2
あれこれ、いろいろ。
[出典]:鈴虫 源氏物語
「われより後の人々に、方方につけておくれゆく心地しはべるも...」
[訳]:私より若い方々に、あれこれにつけて置いていかれる気持ちが致しますのも...
「われより後の人々に、方方につけておくれゆく心地しはべるも...」
[訳]:私より若い方々に、あれこれにつけて置いていかれる気持ちが致しますのも...
■意味3
(「人々」の尊敬語で)
方々。
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
古文単語「ひろめく/閃く」の意味・解説【カ行四段活用】
>
古文単語「うまる/生まる」の意味・解説【ラ行下二段活用】
>
古文単語「はたしとぐ/果たし遂ぐ」の意味・解説【ガ行下二段活用】
>
古文単語「ひときは/一際」の意味・解説【名詞/副詞】
>
古文単語「ひきはなつ/引き放つ」の意味・解説【タ行四段活用】
>
最近見たテキスト
古文単語「かたがた/方方」の意味・解説【名詞】
10分前以内
|
>
|
デイリーランキング