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古文単語「おどろかす/驚かす」の意味・解説【サ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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おどろかす/驚かす

このテキストでは、サ行四段活用の動詞「おどろかす/驚かす」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。

サ行四段活用

未然形おどろかさ
連用形おどろかし
終止形おどろかす
連体形おどろかす
已然形おどろかせ
命令形おどろかせ


意味1:他動詞

目覚めさせる、起こす

[出典]児のそら寝 宇治拾遺物語
「この児、定めて驚かさむずらむと待ちゐたるに...」

[訳]:この子どもは、きっと(僧たちが自分を)起こすだろうと(思って)待ち続けていたところ...


意味2:他動詞

気づかせる、〜を促す

[出典]:源氏物語 紫式部
「『明け果てぬ先に』と、人々しはぶきて、おどろかし聞こゆ。」

[訳]:「夜がすっかり明けてしまわないうちに」と、供の者たちが咳ばらいをして促し申し上げる。




意味3:他動詞

びっくりさせる

[出典]:源氏物語 紫式部
「これ、ただ御手一つ遊ばして、同じうは、山の鳥も驚かし侍らむ。」

[訳]:これを、ほんの一曲お弾きになりまして、同じことなら、山の鳥もびっくりさせてやりましょう。


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