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古文単語「たばかる/謀る」の意味・解説【ラ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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たばかる/謀る

このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「たばかる/謀る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ラ行四段活用

未然形たばから
連用形たばかり
終止形たばかる
連体形たばかる
已然形たばかれ
命令形たばかれ


意味1:他動詞

計画する、工夫する、考えをめぐらす、相談する

[出典]:燕の子安貝 竹取物語
「子安貝取らむとおぼしめさば、たばかり申さむ。」

[訳]:子安貝をとろうとお思いなら、考えをめぐらして差し上げましょう。


意味2:他動詞

欺く、だます、たくらむ

[出典]成方の笛 十訓抄
「めでたきものなれば、伏見修理大夫俊綱朝臣欲しがりて、「千石に買はむ。」とありけるを、売らざりければ、たばかりて使ひをやりて...」

[訳]:立派な物(笛)なので、伏見修理大夫俊綱朝臣が(この笛を)欲しがって、「千石で買おう。」といったのですが、(成方は笛を)売らなかったので、(伏見修理大夫俊綱朝臣は)たくらんで使いの者を(成方のもとに)行かせて...


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