|
|
|
更新日時:
|
|
![]() |
ヘレニズムという名称がつけられた理由とは? |
著作名:
John Smith
18,529 views |
ヘレニズム時代とは
ヘレニズム時代はアレクサンドロスの東方遠征(紀元前334)以降、紀元前30年プトレマイオス朝エジプトの滅亡までの300年間を指します。
アレクサンドロスの東方遠征により、西のギリシア文化と東のオリエントの文化が融合した結果、新しい社会、思想、文化を作り出しました。
なぜヘレニズムというのか?
ヘレニズムという名称は、ドイツの歴史家ドロイゼン(1808~1884)が創りだした言葉です。
これはギリシア人たち自分たちをヘレネスと自称していたことと関係があります。
アレクサンドロスが32歳で急死すると、ディアドコイという有力武将たちが後継者をめぐって争います。
その結果、アレクサンドロスの広大な帝国は4つに分裂しました。
・プトレマイオス朝エジプト(紀元前304~紀元前30)
・セレウコス朝シリア(紀元前312~紀元前63)
・アンティゴノス朝マケドニア(紀元前306~紀元前168)
これらの王朝に共通しているのは、全部ギリシア系ということです。
つまり、オリエントの広大な地域が、この時代以降長期間にわたってギリシア系の王朝による支配を受けたのです。その結果、ギリシア文化が各地の文化と融合し、新しい文化が生まれました。
こうしてドロイゼンは、この時代をヘレネス(ギリシア人)にちなんで、ヘレニズム時代と呼ぶようになったのです。
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
ヘレニズム世界とは何か?
>
アレクサンドロス大王とヘレニズム時代(東方遠征、ヘレニズム文化など) 受験対策問題 10
>
アレクサンドロス大王が広大な帝国を支配した方法
>
最近見たテキスト
ヘレニズムという名称がつけられた理由とは?
10分前以内
|
>
|
デイリーランキング
世界史
- 先史時代
- 先史時代
- 西アジア・地中海世界の形成
- 古代オリエント世界
- ギリシア世界
- ヘレニズム世界
- ローマ帝国
- キリスト教の成立と発展
- アジア・アメリカの古代文明
- イラン文明
- インドの古代文明
- 東南アジアの諸文明
- 中国の古典文明(殷・周の成立から秦・漢帝国)
- 古代の南北アメリカ文明
- 東アジア世界の形成と発展
- 北方民族の活動と中国の分裂(魏晋南北朝時代)
- 東アジア文化圏の形成(隋・唐帝国と諸地域)
- 東アジア諸地域の自立化(東アジア、契丹・女真、宋の興亡)
- 内陸アジア世界の形成
- 遊牧民とオアシス民の活動
- トルコ化とイスラーム化の進展
- モンゴル民族の発展
- イスラーム世界の形成と拡大
- イスラーム帝国の成立
- イスラーム世界の発展
- インド・東南アジア・アフリカのイスラーム化
- イスラーム文明の発展
- ヨーロッパ世界の形成と変動
- 西ヨーロッパ世界の成立
- 東ヨーロッパ世界の成立
- 西ヨーロッパ中世世界の変容
- 西ヨーロッパの中世文化
- 諸地域世界の交流
- 陸と海のネットワーク
- 海の道の発展
- アジア諸地域世界の繁栄と成熟
- 東アジア・東南アジア世界の動向(明朝と諸地域)
- 清代の中国と隣接諸地域(清朝と諸地域)
- トルコ・イラン世界の展開
- ムガル帝国の興隆と衰退
- ヨーロッパの拡大と大西洋世界
- 大航海時代
- ルネサンス
- 宗教改革
- 主権国家体制の成立
- 重商主義と啓蒙専制主義
- ヨーロッパ諸国の海外進出
- 17~18世紀のヨーロッパ文化
- ヨーロッパ・アメリカの変革と国民形成
- イギリス革命
- 産業革命
- アメリカ独立革命
- フランス革命
- ウィーン体制
- ヨーロッパの再編(クリミア戦争以後の対立と再編)
- アメリカ合衆国の発展
- 19世紀欧米の文化
- 世界市場の形成とアジア諸国
- ヨーロッパ諸国の植民地化の動き
- オスマン帝国
- 清朝
- ムガル帝国
- 東南アジアの植民地化
- 東アジアの対応
- 帝国主義と世界の変容
- 帝国主義と列強の展開
- 世界分割と列強対立
- アジア諸国の改革と民族運動(辛亥革命、インド、東南アジア、西アジアにおける民族運動)
- 二つの大戦と世界
- 第一次世界大戦とロシア革命
- ヴェルサイユ体制下の欧米諸国
- アジア・アフリカ民族主義の進展
- 世界恐慌とファシズム諸国の侵略
- 第二次世界大戦
- 米ソ冷戦と第三勢力
- 東西対立の始まりとアジア諸地域の自立
- 冷戦構造と日本・ヨーロッパの復興
- 第三世界の自立と危機
- 米・ソ両大国の動揺と国際経済の危機
- 冷戦の終結と地球社会の到来
- 冷戦の解消と世界の多極化
- 社会主義世界の解体と変容
- 第三世界の多元化と地域紛争
- 現代文明
- 国際対立と国際協調
- 国際対立と国際協調
- 科学技術の発達と現代文明
- 科学技術の発展と現代文明
- これからの世界と日本
- これからの世界と日本
- その他
- その他