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古文単語「くくる/括る」の意味・解説【ラ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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「くくる/括る」の意味・活用・使用例【ラ行四段活用】

このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「くくる/括る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

「くくる」には
①括る
②潜る
などがあるが、ここでは「①括る」を扱う。
ラ行四段活用

未然形くくら
連用形くくり
終止形くくる
連体形くくる
已然形くくれ
命令形くくれ


意味1:他動詞

一つにまとめる、縛る

[出典]:宇治拾遺物語
「虻、腰をくくられてほかへは行かで...」

[訳]:アブは、腰を縛られてよそへは飛んでいくことができず...


意味2:他動詞

括り染めにする

[出典]百人一首
「ちはやぶる神代もきかず竜田川からくれなゐに水くくるとは」

[訳]:神の時代にも聞いたことがない。竜田川の水を(紅葉葉が)あざやかな紅色にくくり染めにするとは。


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