「くくる/括る」の意味・活用・使用例【ラ行四段活用】
このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「
くくる/括る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
「くくる」には
①括る
②潜る
などがあるが、ここでは「①括る」を扱う。
ラ行四段活用
未然形 | くくら |
連用形 | くくり |
終止形 | くくる |
連体形 | くくる |
已然形 | くくれ |
命令形 | くくれ |
■意味1:他動詞
一つにまとめる、縛る。
[出典]:宇治拾遺物語
「虻、腰をくくられてほかへは行かで...」
[訳]:アブは、腰を縛られてよそへは飛んでいくことができず...
■意味2:他動詞
括り染めにする。
[出典]:
百人一首
「ちはやぶる神代もきかず竜田川からくれなゐに水
くくるとは」
[訳]:神の時代にも聞いたことがない。竜田川の水を(紅葉葉が)あざやかな紅色に
くくり染めにするとは。