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古文単語「おぼしいづ/思し出づ」の意味・解説【ダ行下二段活用】
著作名: 走るメロス
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おぼしいづ/思し出づ

このテキストでは、ダ行下二段活用の動詞「おぼしいづ/思し出づ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ダ行下二段活用

未然形おぼしいで
連用形おぼしいで
終止形おぼしいづ
連体形おぼしいづる
已然形おぼしいづれ
命令形おぼしいでよ


意味1:他動詞

(「思ひ出づ」の敬語で)
お思い出しになる

[出典]九月二十日のころ 徒然草
「九月二十日のころ、ある人に誘はれたてまつりて、明くるまで月見ありく事侍りしに、思し出づる所ありて、案内せさせて、入り給ひぬ。」

[訳]:九月二十日のころに、あるお方に誘われ申し上げて、夜が明けるまで月を見て歩きまわることがございましたが、(その途中でこのお方が)お思い出しになる家があって、(その家に)取次ぎをさせて、お入りになりました。


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