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古文単語「くもゐ/雲居/雲井」の意味・解説【名詞】 |
著作名:
走るメロス
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くもゐ/雲居/雲井
このテキストでは、古文単語「くもゐ/雲居/雲井」の意味、解説とその使用例を記している。
名詞
■意味1
空、雲のある所。
[出典]:鳥は 枕草子
「鶴は、いとこちたきさまなれど、鳴く声雲居まで聞ゆる、いとめでたし。」
[訳]:鶴は、大変大げさな様子ではあるが、鳴く声が空まで聞こえるのは、とても素晴らしい。
「鶴は、いとこちたきさまなれど、鳴く声雲居まで聞ゆる、いとめでたし。」
[訳]:鶴は、大変大げさな様子ではあるが、鳴く声が空まで聞こえるのは、とても素晴らしい。
■意味2
雲。
■意味3
遠く離れた所。
[出典]:花は盛りに 徒然草
「逢はでやみにし憂さを思ひ、あだなる契りをかこち、長き夜をひとり明かし、遠き雲居を思ひやり...」
[訳]:逢わずに終わった(恋の)辛さを思い、はかない逢瀬を嘆き、長い夜を一人で明かして、遠く離れた所(にいる恋人のこと)をはるかに思い...
「逢はでやみにし憂さを思ひ、あだなる契りをかこち、長き夜をひとり明かし、遠き雲居を思ひやり...」
[訳]:逢わずに終わった(恋の)辛さを思い、はかない逢瀬を嘆き、長い夜を一人で明かして、遠く離れた所(にいる恋人のこと)をはるかに思い...
■意味4
皇居、宮中。
[出典]:城南之離宮 平家物語
「かからむ世には、雲居に跡をとどめても何かはし候ふべき。」
[訳]:このような世の中では、宮中にとどまっていても何をすることができましょうか、いや、何もできません。
「かからむ世には、雲居に跡をとどめても何かはし候ふべき。」
[訳]:このような世の中では、宮中にとどまっていても何をすることができましょうか、いや、何もできません。
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